何もかもやる気がなくなる・・・無気力症候群の特徴と治し方

何もかもやる気がなくなる・・・無気力症候群の特徴と治し方

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2018.08.18

 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 

「最近、なんだかやる気が出ないな」と感じている方、それは無気力症候群のサインかもしれません。勉強や仕事などの本業には身が入らないけれど、趣味や娯楽などは普段と変わらず楽しめている、という場合は、無気力症候群の可能性が高いです。
この記事では、無気力性症候群の症状や、なりやすい人の特徴、治し方などをみていきます。

 
 

無気力症候群とは

 
 

無気力性症候群とは、特定のことに対しての無気力・無関心の状態が続いている症状のことです。大学に合格した学生が、その後急に学業に無気力になってしまうという症状が多くみられたことから、専門家が「スチューデント・アパシー(学生の無気力)」と名付けました。これは、大学合格を目標に熱心に勉強していた学生が、合格という目標を達成した途端、次の目標を見失ってしまい、結果的に無気力になってしまう状態だと考えられています。その後、大学生に限らずこの症状がみられ始めたことから、「無気力性症候群(アパシーシンドローム)」と呼ばれるようになりました。

 
 
学生は勉強、社会人は仕事という「本業」に対して無気力になる一方で、遊びや趣味などの「副業」に対しては今まで通り活発に参加できるという、「限定された無気力」が見られることが特徴です。そのため、周囲からは「ただ甘えているだけ」と非難されてしまう場合が多く、本人も自分の甘えが原因だと思いこんでしまいます。
無気力性症候群は誰にでも起こり得る症状ですが、特になりやすい人の特徴は下記のとおりです。

 
 
 
 

<若年男性>
 
 
圧倒的に多いのが若い男性で、特に10代後半~20代前半にかけてなりやすい傾向にあります。これは、
・若いうちは他者と比較されて優劣をつけられることが多い
・男性の方が競争や勝ち負けで評価されることが多い
ことが原因とされています。

 
 
 
 

<完璧主義者>
 
 
完璧主義の人は、何事においても完璧に成し遂げようと頑張りすぎてしまいます。完璧にできない自分はダメな人間だと思い込んでしまい、アイデンティティを保てず、無気力になりやすい傾向があります。何でも完璧にこなせる人間はいません。誰でも必ず失敗や挫折を経験します。そういったときに、「頑張った結果ダメだったのだから、仕方がない」と自分の失敗を肯定できればよいのですが、そこで失敗した自分を認めてあげられない人は、無気力性症候群を発症しやすくなるのです。

 
 
 
 

<従順ないい子>
 
 
親や先生、周囲の人の言われた通りに何でもやってきたいい子は、無気力性症候群になりやすい傾向がみられます。これは、子どもの頃から自分の意思を持たずに、言われるがまま行動してきたため、アイデンティティが確立されないまま大人になってしまうからです。このようなタイプも、社会に出たときに精神的な自立ができていないため、さまざまな状況変化に対応できず、挫折をきっかけに無気力となってしまうことが多いです。

 
 
 
 

 
 
 
 

うつ病との違い

 
 

無気力(アパシー)はさまざまな疾患でみられる症状です。うつ病にも無気力の症状がみられることから、うつ病なのか無気力症候群なのかの判断することは難しいと思われがちですが、この2つの疾患は別物です。ここでは、うつ病と無気力症候群の特徴的な4つの違いを挙げていきます。
 
 
<無気力の対象の違い>
 
 
無気力症候群の無気力の対象は、本業に限られます。勉強や仕事に対してのみ無気力状態になりますが、その他の趣味や娯楽などは意欲的に行うことができます。
対してうつ病の無気力の範囲は、日常生活全般に対してです。勉強や仕事だけでなく、趣味や生活することに対しても興味を失ってしまいます。
 
 
<症状の違い>
 
 
無気力症候群の症状は、無気力に限定されます。しかし、うつ病の場合は落ち込みや不安・焦り・自己嫌悪感などの精神症状から、眠れない・食欲がないなどの身体的症状まで、さまざまな症状を発症します。
 
 
<治療意欲の違い>
 
 
無気力症候群は、その症状が本業に対しての無気力に限定されることから、本人があまり深刻に捉えていないケースがほとんです。そのため、治療意欲が乏しくなります。
対してうつ病の症状は精神的なものから身体的なものまで多岐に及ぶため、そのつらさから本人がその状態をなんとかしたいと思うため、治療意欲が高いのが通常です。
 
 
<投薬効果の違い>
 
 
うつ病は抗うつ剤などの薬物療法による治療法を中心とし、精神療法(カウンセリングなど)を並行して行っていくのが一般的ですが、無気力症候群は抗うつ剤ではあまり効果がみられない場合が多いため、精神療法のみを主に行います。

 
 
 
 
 

 
 
 
 
 

無気力症候群の治し方

 
 
無気力症候群を治すために一番重要なのは、生活習慣の改善です。どの疾患に対しても言えることですが、規則正しい生活を心がけることは、治療効果を最大限に発揮するためにとても重要です。
無気力症候群は本業に対して無気力になるため、学校や会社に行けなくなった場合、生活のリズムが乱れてしまう可能性が少なからずあります。生活の乱れは精神の乱れにもつながるため、規則正しい生活がメンタルヘルスにおいて重要だと言えます。
具体的な治療方法としては、精神療法が主です。まずは無気力症候群になってしまった背景を知り、その原因によって本人に合った治療を行っていきます。下記はその原因の一例です。
 
 

<燃え尽き>
 
 
・目標に向かって努力し、達成をきっかけに反動で無気力になってしまう症状
・時間の経過とともに、新たな目標がみつかり症状が改善する場合が多い

<逃避・退却>
 
 
・負けることや失敗を恐れ、無気力になることであえてこれらを回避しようとする症状
・自覚がないケースが多く、認めるのも時間がかかる場合が多い
 
 
 
 
自分一人で症状の改善が難しい場合は、カウンセリングの中でカウンセラーとともに改善の方法をみつけていくのがよいでしょう。

 
 

無気力性症候群は、放置せずきちんと治療しましょう

 
 

無気力症候群は長期間放っておくと、うつ病に移行する危険性を伴います。そのうちよくなるから、と放置するのはやめましょう。無気力症候群の症状がみられた場合は、まずは生活習慣を見直し、規則正しい生活を心がけましょう。その上で、長期間症状が改善されなければ、速やかに医療機関を受診し、専門家に相談することをおすすめします。

 
 
 
 

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